使徒の働き −神の国の広がり−


内容紹介

 

主イエスと生活を共にし、復活の証人となった使徒たちは、

 

その後、どのように生き、何を人々に伝え、

どのような教会を形作っていったのでしょうか。

 

広大なローマ帝国を福音で満たしていった彼らの働きの記録から、信仰と生き方、宣教と教会の原点を学ぶことができます。

 

A5/119頁 ¥900+税

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ユーザーの声


「聖書を読む会」の学びに参加して思うこと

 

佐藤 千賀子   

主都福音キリスト教会所属

ホーム・ヘルパー(パート)

2024年4月

 

 私が、「使徒の働き」の学びに参加させていただくようになったのは、2020年ころからで、コロナ感染拡大の最中、外出が出来ない状態の時でした。聖書を読む会のテキストを用いて、居ながらにして学びが出来るZOOMでの集まり、スモール・グループへのお誘いを頂いたのがきっかけでした。現在、継続中です。

 

 私たちのこの学びのスタイルは、まずお祈りから始め、参加者全員で当日の聖書箇所を輪読し、手引きに沿っての質問に自由に答え、また、意見を出し合います。その場合「お互いの意見を尊重して受け入れ合い、意見の相違があっても是非を問わない」原則のもと、安心して意見を述べることが出来ます。

 幸いに、伝道師である方がリーダーとなってくださっていますので、聖書箇所の各節のあらすじや、不明な点を補足して教えてくださって大変助かっています。

 

 スモール・グループでの学びの良い点は、お互いの意見を率直に出し合い、自由に語り合える本当に楽しい場所であることだと思います。私たちのグループは、それぞれ所属している教会が違っていますが、御言葉を中心に交わり学んでいく中、神の家族としてのつながりが強められ、神様が支配し祝福してくださっていることの恵みを感じさせられています。この交わりを通して、互いを祈り合い、世界へも視野を広げて祈る幸いを得ています。

 

 「使徒の働き」の手引きを使っての学びは、質問事項に対して、その答えを聖書箇所から見つけたり考えたりしますから、聖書の文脈に沿った深い読み取りがなされ、それに伴い聖書理解の深まりを感じさせられています。「使徒の働き」に書かれている、パウロをはじめペテロ達の宣教、迫害に対しての行動、異邦人伝道への働きを思うとき、今の私の信仰を問われ、学ぶべきことが沢山あることを教えられます。また、自分自身信仰に迷い、弟子としての在り方に悩むとき、聖書に戻り聖霊の励ましによって回復させてくださると思わされています。

 

 この手引き書の各課には、「まとめ」「考えよう」「祈り」の箇所があり、何をどう学んだのか、主にある者としてどのように生き、人々に福音を伝えるために使徒達から教えられ考えたこと、また何を祈るべきか祈りの本質など、学びを整理できることも利点です。また、学びの上で地図、脚注の解説、コラムもたいへん助けになっています。

 

 これから、手引き書を使って学びのグループを始めようとされている方には、聖書の学びが楽しいだけではなく、信仰上の悩みや教会生活の問題点等、教えられ、語り合える場でありますので、機会が与えられたならぜひ参加されてはいかがでしょうか。

 

 神の国の実現に向けて、絶えず私たちに寄り添い励まし続けて下さっている主に従い、信頼し、主の御心を私たちの心として歩みを進めて行きたいと思わされています。

 

「キリスト・イエスの内にあるこの思いをあなた方の間でも抱きなさい」ピリピ2:5


松村隆先生の手引
松村隆先生の手引

川口中央自由教会 牧師 

松村隆先生

 

聖書を読む会の「使徒の働き」-神の国の広がり-の学びは、祝福です。祈り会で参加者が、それぞれ、様々な意見や感じた事を分かち合います。祝福とは、いわゆる「恵まれた」ではなく、使徒たちが受けた困難をも思い巡らし自分の生き方に適用する事が、「祝福」なのです。特に私と家内は、祈り会に二回参加しますので、祝福は、倍増します。ハレルヤ!

  

説教では、一方的ですぐに忘れてしまうみ言葉でも、自分の頭で考え、他の人の意見を聞き、毎週それが蓄積されていくような気がします。また、祈りに入る時に、すでに互いの意見を聞いているので交わりが深まっていて、祈りの時も深い祈りになっているのを感じます。


同盟福音基督教会 大山田キリスト教会 牧師夫人 河村尚子様

 

テキストに従って聖書をグループで読む、というシンプルな方法ですが、丁寧に御言葉を味わうことができました。

 

「考えよう」や「祈ろう」の項目は、自分の生き方、考えや思いが、御言葉の指す方向を向いているか問うてくれます。また、「まとめ」欄は、理解を整理し、文脈から逸れずに次に読み進む手助けをしてくれました。

 

さて、私個人が非常に魅了されたのは、脚注の用語の解説やコラムです。筆者の深い見識と知識が、ここに惜しみなく共有されています。言語、文化、歴史、考古学など、聖書に関連するあらゆる分野の学者達が、長年かけて積み上げてきた研究の賜物が、わかりやすく示されているぜいたくなテキストです。

 

この聖書研究を通して、使徒時代のキリスト者が理解した内容に、さらに一歩近づけるのではないかと思います。


資料集


「使徒の働き」リーダーセミナー1 「弟子たちの変化」(26分)

「使徒の働き」リーダーセミナーのための資料ビデオです。福音書の最後に見られる弟子の信仰理解が、「使徒の働き」に入ると劇的に変化しますが、その変化を三つの面から見ていきます。