「さあ始めよう」と言って始めたのではなく、「気がついたら歩き始めていた」というのが、「聖書を読む会」の始まりです。だれにでも始めることができ、参加しやすく、グループで聖書を読む方法を祈り求めていた1970年頃、アメリカの団体Neighborhood Bible Studies (現:QPlace)の、質問と語り合いによって聖書を読む方法に出会いました。
10人ほどのメンバーでスタートしたこの働きは、徐々に広がって、手引の翻訳、出版、頒布をするようになり、1980年には「聖書を読む会」を組織しました。2016年からは、オリジナル手引の制作・出版をしています。手引は、日本国内はもとより、世界各地の日本語を使う方々の間で手引が用いられ、聖書を読むグループが起こされています。
「聖書を読む会」は、六人の理事の元に、三人の主事によって運営されています。
左より:堆朱光良 福田崇 青山潤 三浦真信 クラッパム真紀子 大瀧恵理也
理事会
理事長
三浦 真信 久遠キリスト教会牧師
理事(あいうえお順)
青山 潤 浜田山キリスト教会(日本福音キリスト教会連合)主任牧師
大瀧恵理也 小平聖書キリスト教会(日本同盟基督教団)牧師
クラッパム真紀子 オーストラリアからの宣教師、鳩ヶ谷福音自由教会在籍
堆朱 光良 日本長老教会 千住キリスト教会牧師夫人
福田 崇 宣教教会(日本福音キリスト教会連合)宣教師、
日本ウィクリフ聖書翻訳協会「聖書活用・宣教協力」担当
左から 島先克臣(総主事)、島先夏子(主事)、福島リツ(主事)
「聖書を読む会」は、諸教会、また、クリスチャンの祈りと献金によるご支援によって支えられています。 手引を低価格で提供できているのは、諸経費の多くが、献金でまかなわれているからです。聖書を読む会の働きの継続と推進のために、ご支援ください。また、定期的に支援する維持会員となってくださる方を募集しています。
聖書を読む会は、以下の信仰理解もって、働きを進めています。
1 聖 書
旧新約66巻からなる聖書は、それぞれの記者が神の霊感によってしるした神のことばであって、無誤で不可謬の書である。この聖書は、信仰と生活の唯一、絶対の規範である
2 神
唯一の生けるまことの神は、永遠の父、子、聖霊の三位において存在され、万物の創造者である。万物は神の主権の下にある。
3 人間と罪
人類の父祖アダムは、神のかたちにかたどって創造され、はじめ神と正しい関係にあったが、サタンの誘惑により神のいましめに背いて、罪を犯したことにより、霊においても肉においても死の支配するところとなった。アダムの子孫である人類はみな、生まれながらに罪の性質をもっており、思いとことばと行為において罪ある者である。
4 キリスト
真の神にして真の人であるイエス・キリストは、聖霊によってみごもった処女マリヤから生まれ、人類の罪の贖いとして十字架の上で死に、三日目に体をもってよみがえり、天に昇り、神の右に座して、ご自分の民のために大祭司の務めをしておられる。
5 聖霊とその働き
聖霊は人に罪を認めさせ、新しく生まれさせ、神の子とし、清潔と奉仕の生活を送る力を与え、贖われた者をキリストのかたちにかたどらせる。
6 信仰と救い
イエス・キリストを自分の主、救い主と信じる者はみな、イエス・キリストの身代わりの死による贖いのゆえに、その信仰を義と認められ、罪を赦され、罪の支配から解放される。
7 教会
教会の頭はキリストであり、聖霊により生まれたすべての信仰者は、その肢である。地上の教会は、キリストにふさわしく信仰と純潔を保ち、その命令に従い、すべての造られた者に福音を宣べ伝える。
8 終末
イエス・キリストは世の終わりに、御体をもって再臨される。すべての者はそれぞれの体をもって主の前に立たされ、永遠の祝福かあるいは、永遠の刑罰へと分けられる。
以 上
聖書を読む会の始まりについて、創設者の一人が語ります。
*聖書を読む会は、エホバの証人(ものみの塔)、統一教会(原理運動)、モルモン教(末日聖徒イエス・キリスト教会)、摂理とは一切関係ありません。
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