ローマ人への手紙


内容紹介

  

パウロは、三回にわたる宣教旅行が終わる頃には、ローマ帝国の東部での宣教の務めは終わったと考えていました。そして、次はローマ教会から送り出されて、帝国西部への宣教に向かう計画を立てていました。

 

ところがローマ教会は、律法と信仰の問題、また、市場で売られていた食肉の問題で、分裂とつまずきに悩まされていたのです。

 

パウロは、ローマ教会にあてた手紙の中で、どのように解決を目指したのでしょうか。

 

キリスト教の救いの真髄と壮大さを味わいながら、パウロの牧会と宣教の情熱に触れることができます。

 

A5/86 ¥700+税


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ユーザーの声


浜田山キリスト教会(JECA) 主任牧師 

青山 潤 先生 

       2022年6月

 

私たちの教会には40年以上「聖書を読む会」発行の手引を用いている一つのグループがあります。私は数年前そのグループに加えて頂き『ローマ人への手紙』を用い学びました。

 

個人的に“ロマ書は重要だけれど難解”と感じていましたから、求道者のいるこのグループには難しすぎるかもと躊躇がありました。けれど、いざテキストの手順に従ってゆっくりと進めてみると、親切な解説も多くロマ書に書かれている内容を、みながよく味わうことが出来たように思います。所々に挿入されている、聖書語句を説明するコラムも助けになりました。短い御言葉をテキストに従って考える中で「なるほど、そういうことか」と私自身、目が開かれる喜びを経験しました。残念ながらコロナ禍に入りそのグループは中断しましたが、その小グループで長く求道を続けておられた方が、昨年信仰を告白しバプテスマを受けました。

 

この手引の良いところは「聖書を読む会」が考える神学に導こうとするのでなく、聖書自身が語っていることに地道に聞いて、地道に理解していこうする姿勢だと思います。御言葉による救いと養いを受ける、その良い助けにこの手引がさらに用いられることを願います。


日本福音同盟理事長、東京フリー・メソジスト桜ヶ丘教会主任牧師

水口 功

「ローマ人への手紙」には、現代のクリスチャンの群れにも起こりうる「分裂とつまずき」という課題を乗り越えるための「キリスト教の救いの真髄と壮大さ」が描かれています。

 聖書を読む会から出版された「ローマ人への手紙」の手引は、この、福音の持つ希望を理解し、確信するための一助となります。ぜひ、教会の小グループや家庭集会、バイスタ(聖書研究会)などでご活用ください。