ルカの福音書 ー必要なことはただ一つー


内容紹介

 

イザヤが預言していたキリスト〔メシア〕がダビデの町で生まれました。

 

メシアの到来を待ち望んでいた当時のユダヤ人は、この方を真(ルビ まこと)のメシアとして受け入れるでしょうか。

 

ルカが記したこの福音書には、イエスが語る神の国の福音を前にして、ユダヤ人が二つに分けられていく様子が、ありありと描かれています。 

 

A5 150頁 1,100円+税


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ユーザーの声


「ルカの福音書を共に学んで」

内海真理

単立 東京キリスト教鵜の木教会 所属

診療所事務員

 

 私はイエス様を救い主として受け入れていましたが、しばらくは聖書の解説を読んだりYoutubeを聞いたりしていました。2年ほど前に教会のある姉妹から声をかけていただき、聖書を読む会のルカの福音書のテキストを用いて学ぶスモールグループに参加させていただいています。

 

 スモールグループでは、聖書のその日の箇所を輪読し、テキストの解説とみことばのほかの箇所も参考にしながら、先生のリードで丁寧にみことばを味わい、深く学ぶことができます。示された方が自由に問いに答え、分かち合い、お祈りして終わります。メンバーの方のコメントから気づきが与えられることもあります。

 

 特に教えられたのは、パリサイ人たちとの対立が激しくなってきたとき、イエス様が弟子たちに迫害への備えをさせようと、神の国を第一に求めるよう教えたところです。テキストでは新約と旧約の両方から解説があるので、みことばの背景を聖書全体から考える助けになります。ユダヤ人が、イスラエルが国家として再興することを期待し律法を厳守しようとしたグループと、イエス様が約束されたメシアであることを受け入れるグループとに二分した背景があることもテキストを通して理解しました。神さまだけを畏れ信頼するとは、「神の恵みにより、弟子が神と人を愛することによって回復される、本来の『非常によかった』世界」(テキストより)への招きでした。個人的には、家族や人間関係などをめぐる祈りが聞かれること以前に、神さまご自身に支配をゆだねることで、自分の中に神の国を持つことができるようにとの祈りに導かれ、恐れから一歩踏み出すことができました。

 

 テキストを使ったスモールグループの学びに導かれ、いま世界で起こっているさまざまな問題を考えたり、メンバーの方の証しをお聞きしたりすることもあります。共に分かち合い祈り合える場を感謝しています。


小池三枝子様 東京都在住

 2021年春

 

 ルカの福音書の手引を用いて、短い期間でルカを読み通しました。そのためか、全体の流れを読みとることがき、福音が生きて語りかけてくることを感じました。

 みことばそのものを読んでいくのですが、分かりにくい言葉の意味を脚注で教えられ、コラムを何度か読むことによって理解が進んでいきます。旧約聖書とのつながりも見えました。神の国の完成へと向かう途上を生きていることを思い、主にゆだねつつ生きたい!と思わされました。

 

岡谷重雄様 東京都在住

(代々木公園でホームレス伝道をしている「ココロケア」奉仕者のスモールグループ)2021年8月

 

 

 礼拝メッセージ等の分かち合いの機会はあっても、中年以降の信者がテキストを用いてみことばのみを深く掘り下げて学ぶ機会はなかなかないので、このテキストで福音書(ルカ)を学べることは大きな恵み。歴史的・地理的背景や言葉の意味等のコラムの説明に助けられ、また断片的ではなく、継続的にルカを学ぶことで、より理解が深められている。



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