司会者のためのワンポイント・アドバイス

司会者は、以下のようなとき、どうしたらよいでしょう。一つのアドバイスです。

 

1. 司会者が質問をしても、誰も答えてくださらないとき

 a. ちょっと時間を置いてみましょう。

 b. もう一度同じ質問をしてみる、

 c. あるいは、同じことを聞くにしても、少し角度を変えた質問をしてみましょう。

 d. それでも誰も答えない場合は、指名して答えていただく方法もあります。

 e. あるいは、答えがなくても次の質問に進むこともよいケースがあります。

以上のことを臨機応変に判断するためには、司会者がよく予習をして、そのレッスンのポイントをつかんでおくことです。

 

2. 答えが出た時

 一人の人がよい答えを出したら、司会者は他の参加者の答えを待つ必要はありません。次の質問に進みましょう。答えとして不十分なときは「他に意見はありませんか」などと、発言を促しましょう。人の答えの良し悪しを言わないようにしましょう。

 一人の人が答えを出すということが続いた場合は、黙っている人の発言を促してみましょう。

 

3. 司会者が質問されたとき

 質問の内容によりますが、司会者は答えないほうがよいケースが多いようです。「みなさんは、どう思いますか」と参加者に聞くと、様々なよい答えがかえってくるかもしれません。あるいは、「調べてくるので、次の時に答えます」と答えたり、「どなたか、調べてきていただけますか」とボランティアを募ったりすることもできるでしょう。